'02 AUDI A4 AVANT 2.0SE (Multitronic)

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AUDI 80
AVANT 2.6E

VW PASSAT
WAGON 1.8T

A4 Avant
出会い〜納車

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I. 出会い〜納車

 今回の愛車は1ヶ月以上も検討し、試乗も重ねて決定されました。パサートのページの最後にも書きましたが比較候補はメルセデスC180ワゴン・BMW318 ツーリング・シトロエンC5ブレークです。その他アルファ156スポーツワゴンはモデル末期で在庫がありませんでした。ビックマイナーを経た現行パサートはやたらと多いクロームの光物とリヤの丸いテールランプとプレスラインが好きになれず候補には入りませんでした。

 まずC180ですがメルセデスに乗るのはちょっと早すぎると思ったこと、価格対装備が悪いこと、カタログ上の10、15モード燃費が一番悪いこと(ちなみにシトロエンに至ってはカタログに燃費の記載なし)営業マンがそんな消極的な姿勢を見てか試乗を申し込んだのに連絡がなく実現しなかったことにより購入は次回以降に見送りとなりました。BMWは熱心な営業マンの誠意あるプッシュを受け最後まで悩みましたがタイヤのグリップに依存しファイナルでテールハッピーな傾向のシャシーとその時に必要なはずのDSCがオプションであること、そして運転する楽しみを重視するあまりドライバーにややスキルを要求する哲学が私はどうしても相容れずにこれも見送りとなりました。運転は大好きですが”運転して楽しい”=”テールハッピーでスキルを要求される”とは思えないのです。

 そしてハイドロニューマチックから熟成を重ね第3世代の”ハイドラクティヴ3”となり名称もエグザンティアから記号の名称にもどったシトロエンC5ブレークですが、セダンに試乗することができました。まず驚くのはシートです。フランス車はシートが柔らかい、といいますがほんとに驚くほどの柔らかさでした。なんでも近年プジョーは硬くなってきたとのことでしたがシトロエンは相変わらずと言ったところなのでしょうか。ただ短時間の試乗でしたのでこれが長距離ドライブでどうなるかはわかりません。ミッションもシーケンシャルモード付で質感の上がった内装と合わせフランス車も今風になったものだと思いました。(内装はメルセデスCクラスに匹敵すると思います)ただしATは4速です。2リッターのエンジンも大きなボディーを考えると非力な感じです。肝心のオイルのサスペンション、ハイドラクティブ3ですが、かつて雑誌の記事で読んだような水面を滑るような?乗り心地とは思いませんでした。実に普通!で違和感がありませんでした。これはドイツ車と比べて、です。やはりフランス車はドイツ化しているのでしょうか?

 ブレークのリアデザインと荷室の大きさはすばらしく、全体として価格対比でも好感の持てる車でした。が、この4月から輸入元が新西武自動車からシトロエン・ジャポンに移行したところで在庫がなく、夏以降とのことでこちらも見送りとなりました。

 というわけで我が家の今回の選択は再びアウディのワゴンである”アヴァント”となりました。グレードは価格対比で2.0SEです。わずかな差でターボクワトロのセダンに手が届きますが、やはり初めて試乗したときから新しいCVTである”マルチトロニック”に興味があったのです。事実試乗に走り出して2〜300メートルで思わず声が出てしまいました。”これっ!!いいよ〜♪”こんな車は他の車ではありませんでした。実は最初からアウディの2リッター+CVTと決まっていたようなものです。理由をつけて他車を候補からはずす作業をしていただけかもしれません。


 

 しかしそれから契約にいたるまでに残念なことがありました。真実ですのでここに書き記したいと思います。どう感じられるかは読まれた方次第です。時間も経っていますので公平に冷静に書く(ける)つもりですが当事者ですので若干感情的な表現があるかもしれません。ご了承ください。単純にA4のことだけをお読みになりたい方はこちらをクリックして次のトピックへ移動してください。

 アウディ・ジャパンはプレミアム性を重視しVWとの併売を解消し、独自の”プレミアム”なディーラー網を立ち上げています。そんな中、候補となった2リッターのアヴァントに試乗できる自宅最寄のディーラーと本革シートのSEの実車が展示されていた(今回の買い替えで一番最初に立ち寄った)カミさんの実家近くのディーラーにそれぞれ2回ずつくらい足を運び検討をしました。お話をしているうちにその展示車はいかが、ということになりました。ヒーター付電動本革シートに3リッタークワトロと同じ16インチアルミ、ウッドパネルしかも展示車ということで魅力的な条件提示でした。心は一気に傾きました。しかもセールス氏は決断を迫ったり、プレッシャーをかけたりしません。

 なぜプレッシャーについて書くかといえば他のディーラー(在庫がなかったシトロエンとアルファを除く)は必ず”ウチに決めてくだされば○○○”と迫ってくるからです。”じゃあ○△○をサービスしますから決めてくれますか”すぐ言われます。ところがこのディーラーでは最後まで一切そのようなことを言われませんでしたし、こちらが訪ねて駐車場に入っていって車を止めると(止める前に)受付のおねえさんが走ってきて用件を聞いてくれます。とても”プレミアム”な接客だと思いました。

 代わってもう一方の自宅近くのディーラーにはその状況を話して商談をお断りしようとしたところディーラーセールス氏は、”わかりました、同じ条件+アルファでいかがですか””プラスアルファは○□△など店長と決めてください。”と言ってきました。迷った私が悪いのですが家から近いというのも大きな魅力であるので心動いてしまい在庫の有無と条件を2回確認したうえで週明けの火曜日(次の私の休日)に契約をする約束をしてしまいました。”プレミアム”なディーラーには罪悪感を感じつつ断りをいれたのでした。

 ところが土、日をはさんだ週明けの月曜日、いよいよ明日は契約と楽しみにしていた私に自宅近くのディーラーセールス氏から電話があり、”すみません、在庫車がこの週末に両方(ノーマル2.0とSE)売れてしまいました。次の入荷では同じ条件は呑めません。条件は○△□です。よろしく!”ですって!!!こんな失礼な商談がありますか!”火曜日にお待ちしています!”って言ってたのにですよ!!こちらからも2回も確認したのにですよ!!

 ちなみに先の”プレミアム”なディーラーは専売店化にあたり再びアウディの販売に加わった”ヤナセ”です。そして失礼なディーラーは神奈川の独立系であることを申し述べておきます。

 さすがはメルセデスを日本に紹介して半世紀のヤナセです。上手に話を進め、そして新たな提案もあり、決してハンコをせまったりしません。かたや”他社の条件はどうでなんですか?ぶっちゃけた話そこの条件プラスアルファで決めてください、”と他社の条件を聞き出し、おいしいとこ取って客に決めさせるだけ。アウディジャパンのプレミアム戦略とはほど遠い、と言わざるを得ません。これはとても残念なことでした。

 気分の悪い出来事もありましたが幸いヤナセの展示車は未だ売れずに(先のディーラーでは本当に週末に2台売れてしまったのでしょうか?)契約することができました。いちど断ったお話しにもかかわらず、ヤナセは最後まで”プレミアム”な接客であったことも付け加えておこうと思います。ディーラーは近さじゃないですね、とても高い買い物である以上”人的な質”もかなり大きいと感じた今回の買い物でした。   


 

 さて決していやになったわけではない我がパサート君とのお別れドライブも終わり、ディーラーへ持ち込む日がやってきました。この日のために入念に最後の洗車も済ませました。  


 
さようならパサート君!


 

 これから数日の間にパサートからベロフのH7用後付キセノンヘッドライト・ETC車載機・SonyのFM飛ばしMDチェンジャー・カーナビを移植してもらうことになっています。今日は代車で帰宅します。

 いよいよ次回は納車です。とても楽しみです。


 

II. 納車〜ファースト・インプレッション

 いよいよ納車となりました。改めてご紹介すると6世代目のコンパクトサルーンであるB6型A4のワゴンたるAvant(アヴァント)です。全長4555、全幅1765 全高1455ミリ、2.0SEということで2リッター直列4気筒DOHC5バルブ (96kw=130ps 195Nm=19.9kgm)+マルチトロニック(CVT)となっています。絶対的なパワーはありませんがVWアウディ伝統のロングストロークエンジンで中低速がトルキーでありエンジンのおいしいところだけを使えるCVTとのマッチングでとても乗りやすくできています。


 
いよいよディーラーより出庫です。納車の瞬間!

 

 納車はプレミアムにこだわりを見せるアウディらしくドイツ本国と同じ方式だそうです。ディーラーの納車ルーム?に車があり、そこでまず最終の書類のやり取り、取り扱いの説明を受け、いざ出庫!となります。ドイツ本国にはメルセデスもVWもアウディも納車引渡しセンターがあり、ちょっとしたアトラクションになっています。その受付といったらまるで空港です。日本と違いあらかじめお客がナンバーを取り、予約した日時にセンターに行くと電光ボードに時間と顧客名がずらりと並んでいます。自分の順番になると目の前で工場から車が出て来るのでその場でナンバーを付け、説明を受けてそのまま乗って帰れるようになっています。欧州では、はるばるバカンスを兼ねてイギリスなどからも引き取りに来る人もいるそうです。VWでは日本人もそこで受け取れるようですが国際ナンバー取得や船積みなど問題が山積で現実的ではないかもしれません。そんな日が来るといいですね。

 さて我がA4のファーストインプレッションと燃費報告は夏の志賀高原石の湯へゲンジ蛍の舞を見に行く慣らしツーリングから戻った後更新します。

 

 夏の新緑がまぶしい志賀高原石の湯へ天然記念物のゲンジボタルを見に行ってきました。好天に恵まれ、エアコン全開という状況で、初の燃費測定は、10.9Km/Lとなりました。車自体について気になることは、発進時の半クラッチの制御?のため発進がもたつき(すばらしく低回転でクラッチをつないてくれるため回転が一度すごく落ちる)右折時など時として恐怖を感じることです。これはマニュアルモードの1速で発進することによって多少改善されるとのことなのでまた試してみようと思います。

-- to be continued --



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